本記事では、読めそうで読めない、読み方を曖昧にしがちな漢字を紹介します
今回紹介するのは、「唸る」です。
「唸る」の読み方
「ひねる」と読んだ人がいるかもしれませんが、それは不正解です。
「ひねる」は、「捻る」と書きます
手へんに念ずるで、「捻る」
ひねるのは、手や足ですからね。
では、口が念ずるで「唸る」はなんと読むでしょう?
正解は…。
「唸る」の意味
唸る(うなる)
意味:
(1) 強い風や動物などが、低く長い音を出す。
(2) 機械などが、動作する際に低く重い音を発する。
(3) 人が感動や苦痛などで、声を低くして長く引き伸ばす。
(4) 物事に深く感動したり、驚いたりして、心の内で強く感じる。
例文:
(1) 台風で木々が大きく揺れ、唸るような音を立てていた。
(2) 古いエアコンが唸るような音を出しながらもまだ動いている。
(3) 痛みに耐えかねて、彼は唸るような声を出した。
(4) 彼女の演技には心から唸るものがあった。
語源は、もともとは動物が発する低い声や、風が吹く音を表す擬声語から来ていると言われています。
「唸る」と正しく読めた人の割合は?
instagramで857人にご回答いただきました。
「うなる」(正):710人▷83%
「ひねる」(誤):63人▷7%
「ねんる」(誤):16人▷2%
「うねる」(誤):68人▷8%
多くの方が「唸る」と「捻る」の区別ができているという結果になりました!
しかし、「うねる」とうろ覚えしてしまっている方も多いようです。
読めそうで読めない日本語はまだまだたくさんあります。
コミュニケーションを円滑にするためにも、語彙力は大切です。
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